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【一覧表つき】接続詞の意味や使い方を中学生でもわかるように解説!

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接続詞の使い方がよくわからないな。

接続語や接続助詞との違いは?

接続詞の種類を一覧表で見たいな。

こういった疑問に応える記事です。

本記事の信頼性
X(旧Twitter):ひがし(@Y_writer1990

この記事では、接続詞の基礎知識や使い方などを解説しています。

ひがし

接続詞について詳しく知りたい人は、最後まで読んでみてください。

目次

接続詞とは

接続詞とは

「接続詞」とは、文や文節を結びつける働きをする言葉を指します。

主な役割は、同等の文や語句を並べてつなぐ「並列」や、原因と結果の関係を表す「因果」などがあります。

ひがし

接続詞を使うことで論理性や構造を明確にでき、文章の流れをスムーズにできます。


接続詞と接続語の違い

接続詞は文法的に独立した品詞として扱われ、文や文節を結ぶ役割を果たします。

接続詞の例
  • そして
  • しかし
  • でも

一方「接続語」は接続詞ほど明確な品詞ではなく、さまざまな品詞の語が文を接続する働きをもつ場合に使われる言葉です。

接続語の例
  • から
  • ので
  • ところで
  • さらに

つまり、接続詞は品詞としての独立性が高く、文法的役割が明確です。
一方、接続語はさまざまな品詞が文を接続する際に使われる言葉という違いがあります。

ひがし

ただし、実際に使用するときにはこの違いを意識する必要はあまりありません。

接続詞と接続助詞の違い

「接続助詞」は助詞の一種で、ほかの語の文を結ぶ働きをします。

接続助詞の例
  • から
  • ので
  • けれども

接続詞は並列や逆接などの意味関係を表す一方、接続助詞は主に因果関係や条件などを表すという違いがあります。

主な接続詞の種類【一覧表つき】

主な接続詞の種類を以下の表にまとめたので、参考にしてみてください。

接続詞の種類接続詞の例使用例
順接だから、そのため太郎は疲れていた。
だから、早く寝た。
逆接しかし、それにもかかわらず太郎はがんばった。
しかし、試験には合格しなかった。
並立・列挙また、1つは太郎はテストで良い点をとるために、算数を勉強した。
また、国語も勉強した。
添加・累加あと、そのうえ太郎はコンビニでアイスを買った。
あと、コーラも買った。
対比一方、反対に太郎はテストで0点をとった。
一方、花子はテストで100点をとった。
選択または、それとも今日は家で遊ぶ?
それとも、外で遊ぶ?
説明・補足というのも、なお太郎は花子とけんかした。
というのも、太郎が花子が大切にしているおもちゃを壊してしまったからだ。
言換・例示つまり、例えば例えば、太郎がテストで100点をとったと仮定しよう。
転換さて、ところでさて、次の話に移りましょう。

それぞれの意味を次で詳しく解説します。

順接

順接の接続詞は、前の文の内容が次の文の理由や結果となる場合に使われます。

順接の接続詞の例
  • だから
  • したがって
  • その結果
  • なので
  • そのため

そして、順接は「理由→結論」「原因→結果」の2種類に分かれます。

理由→結論原因→結果
このようにすると
それでその結果
これで結果的に
ゆえにかくして
以上のようにこれによって
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このように、前述の事実や状況が自然と次の事実や結論につながることを示すために使用されます。

逆接

逆接の接続詞は、前の文と対照的な内容や予期せぬ結果を紹介する際に用いられます。

逆接の接続詞の例
  • しかし
  • でも
  • だけど
  • ところが
  • にもかかわらず

これらは前の節の内容と矛盾するか、予想外の事実や意見を提示するのに役立ちます。

並立・列挙

並立や添加の接続詞は、複数の事項やアイデアを同列に扱う際に使います。

並列・列挙の例
  • また
  • かつ
  • 同時に
  • 1つは
  • まず

添加・累加

添加・累加の接続詞は、前の事柄に後の事柄をつけ加える際に用いられます。

添加・累加の接続詞の例
  • そして
  • それから
  • 加えて
  • おまけに
  • それだけでなく

対比

対比の接続詞は、異なる選択肢や対照的な要素を提示する際に使用されます。

対比の接続詞
  • 一方
  • 反対に
  • 逆に
  • しかし
  • 反面

選択

選択の接続詞は、前の事柄とあとの事柄のどちらか一方を選択する際に使います。

選択の接続詞
  • それとも
  • または
  • あるいは
  • ないし
  • もしくは

説明・補足

説明や補足の接続詞は、追加的な情報や説明を提供する際に用いられます。

説明・補足の接続詞の例
  • というのも
  • なぜなら
  • だって
  • なお
  • ちなみに

これらはある事項やアイデアをより明確にするために使用されます。

言換・例示

言換・例示の接続詞は、前の事柄について、別の言い方でくりかえしたり例を挙げたりする際に使います。

言換・例示の接続詞の例
  • つまり
  • すなわち
  • 要するに
  • 例えば
  • 具体的には

転換

転換の接続詞は、話題の変更や文脈の転換を示す際に使われます。

転換の接続詞の例
  • さて
  • ところで
  • ときに
  • そういえば
  • それはさておき

接続詞の使い方・例文

接続詞の使い方・例文

例えば「しかし」は逆接の接続詞で、対照的なアイデアを提示する際に用います。

「彼は一生懸命勉強した。しかし、試験には合格しなかった」

では、前半の努力と後半の結果の対比を明確にしています。

また「だから」は順接の接続詞で、原因と結果の関係を示します。

「彼女は熱心に働いた。だから、昇進した」

では、努力が昇進という結果につながることを示しています。
このように接続詞は、文脈のつながりを明確にし、理解を助けます。

ビジネスでよく使う接続詞一覧

ビジネスでよく使う接続詞一覧

ビジネス文書やコミュニケーションでは、明確で効果的な表現が重要です。
よく使われる接続詞は以下のとおりです。

  • しかし:「今四半期は良い成績を収めた。しかし、市場は依然として不確実性が高い。」
  • また:「このプロジェクトはコスト効率が高い。また、環境にも優しい。」
  • そのため:「市場の需要が高まっている。そのため、生産量を増やす必要がある。」
  • つまり:「営業利益が大幅に増加した。つまり、戦略の変更が功を奏したのだ。」
  • さらに:「新製品はユーザーから好評だ。さらに、販売数も予想を上回っている。」
  • なお:「レポートの提出期限は来週の月曜日です。なお、遅延は受け付けられません。」

上記の接続詞は、ビジネスコミュニケーションでの明瞭さと論理性を高めるために欠かせません。

それぞれの接続詞が持つ特定のニュアンスを理解し、適切な文脈で使うことが重要です。

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