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Webライターになるのに、資格っているのかな?
結論からいうと、Webライターに資格は不要です。
詳しい理由は後述しますが、資格がなくてもWebライターとして稼げるので、高いお金を払ってまで資格を取る必要はないでしょう。
実際、ぼくもWebライター向けの資格は何も取得していませんが、副業で月6万円くらいは稼げています。
とはいえ、「資格勉強してからじゃないと、仕事を受けるのが不安」という人もいるでしょう。
そこで本記事では、Webライターになるのに資格がいらない理由とあわせて、Webライター向けで人気のある資格についても紹介しています。
「どの資格を受ければいいかわからない」という人は、ぜひ参考にしてください。
Webライターになるのに資格が必要ない5つの理由
Webライターになるのに資格がいらない理由は以下のとおりです。
- 資格がなくてもWebライターとして活動できる
- 資格がなくても稼げる
- 資格勉強で学ぶより実践で学ぶほうが効率がいい
- クライアントが資格に価値を感じていない
- 資格より実績のほうが評価される
順番に解説します。
資格がなくてもWebライターとして活動できる
Webライターになるのに資格がいらない理由のひとつは、資格がなくても活動できるからです。
始めようと思えばすぐにでもクラウドソーシングで仕事を受注し、Webライターとして活動できます。
もちろん、すぐに始められる=稼げるというわけではありません。
ただ、資格の勉強にいつまでも時間を使っているなら、実践で記事を書いたほうが上達スピードは早いです。
資格がなくても稼げる
Webライターは資格がなくても稼げます。
医療や金融のように専門知識を求められる高単価案件もありますが、ほかにも高単価案件はあります。
Webライター関連の資格を持っているから高単価の仕事を獲得できるわけでもなく、資格よりはるかに重要なのは「実績」です。
例えば、以下のような実績。
- SEOで1位を〇回以上とった
- 50件以上仕事を受注して評価5.0
- ランサーズ認定ランサーなど
資格をもっているより、アピールできる実績があるほうが案件を受注しやすいです。
実績を作るためにも、資格の勉強に時間を割くより、クラウドソーシングで仕事を受注して実績を積み上げるのがおすすめです。
資格勉強で学ぶより実践で学ぶほうが効率がいい
繰り返しになりますが、資格勉強で学ぶより実践から学んだほうが上達も早いです。
資格勉強や本で学ぶことを否定しているわけではありません。
しかし、早く実践デビューし、経験を積みながら自分の足りないスキルを勉強すると、成長するのも早いです。
実践が最高の学びの場です。
なるべく早くWebライターとして活動を始め、勉強はそのあとにするのがおすすめです。
クライアントが資格に価値を感じていない
意外かもしれませんが、資格に価値を感じていないクライアントも多いです。
資格があったところで、集客や売り上げに貢献してくれるかよくわからないからです。
実際「資格コレクター」のように、資格はたくさんもっていても結果を出せない人もいます。
クライアントが資格に大して価値を感じていないので、資格の取得はおすすめしません。
資格より実績のほうが評価される
結局、資格より実績のほうが圧倒的に評価されます。
よくわからない資格より、実際に結果を出しているほうが仕事を依頼する際に安心できるからです。
そのため、資格の勉強をしている時間があるなら、少しでも多く実績を作るほうが優先順位は高いと思います。
Webライターが資格を取得するメリット
ここでは、Webライターが資格を取得するメリットを解説します。
- 客観的な実力の証明になる
- 自分のスキルに自信がもてる
- Webライターの仕事にスキルを活かせる
資格を取得しようか迷っている人は、参考にしてみてください。
客観的な実力の証明になる
クライアントが資格に価値を感じていないとしても、ある程度の実力がある客観的な証明にはなります。
ほぼいないと思いますが、なかには資格の価値を評価してくれるクライアントもいるでしょう。
「自分の実力にぜんぜん自信がない」という人は、資格を取得してみるのもアリです。
自分のスキルに自信がもてる
資格を勉強して知識を増やせば、自分のスキルに自信がもてる可能性があります。
Webライターを始める人のなかには「何の知識もなくて不安」という人もいるでしょう。
資格を取得したところで必ず自信をもてるわけではないですが、ないよりマシな場合もあります。
そのため、どうしてもWebライターの仕事を始めるのに不安な人は、資格の取得を検討すると良いでしょう。
Webライターの仕事にスキルを活かせる
勉強してスキルを身につければ、Webライターの仕事に活かせる可能性があります。
例えば、ライティング系の資格を執筆作業に活かしたり、SEO系の資格を記事構成の作成やサイト設計に活かしたりするなどが考えられます。
いつまでも実践に進めないくらいなら、自信をつけるために資格を取得するのも選択肢のひとつです。
Webライターが資格を取得するデメリット
資格を取得するメリットがある一方で、以下のデメリットもあります。
- 資格を取得するために勉強しないといけない
- 実績の獲得が遅れる
- 費用がかかる
資格を取得する際には、メリットだけでなくデメリットも考慮してみてください。
資格を取得するために勉強しないといけない
個人的にはこれが一番のデメリットです。
どんな資格にもいえることですが、合格するために勉強時間を確保する必要があります。
ぼくは勉強する時間を確保するより、実践の機会を増やしたほうが上達するスピードが早いと考えています。
Webライターとしての成長スピードを早めるためにも、資格の取得をおすすめしません。
実績の獲得が遅れる
勉強に多くの時間を使うほど、実践する機会が失われます。
実践する機会が多く失われるほど、実績の獲得が遅れます。
何度もいうように、仕事をとるためにもっとも重要なのは実績です。
勉強に時間を使って実績の獲得が遅れると、仕事をとりづらくなります。
費用がかかる
当たり前ですが、資格を受験すると費用がかかります。
数千円で受けられる資格もありますが、なかには何万円もする資格もあります。
資格に何万円も払うくらいなら、ブログやツールにお金を出すメリットのほうが大きいと思います。
Webライター向けの人気資格5選
ここでは「どうしても資格を学んでから仕事を受けたい」という人向けに、Webライターに関連する人気資格を紹介します。
Webライター向けの資格は以下のとおりです。
- Webライティング能力検定
- WEBライティング技能検定
- SEO検定
- ビジネス著作権検定
- Webリテラシー試験
Webライティングスキルを高められる資格や、SEOの知識を学べる資格を中心に紹介します。
Webライティング能力検定
運営 | 一般社団法人日本WEBライティング協会 |
受験者数 | 約3,000名(2023年3月時点) |
検定級 | 試験の点数に応じて1級~3級の認定が決まる |
費用 | 13,500円(税込) 学生は割引制度適用で6,750円(税込) |
特徴 | ・受験者数約3,000名の人気資格 ・国語力やSEOの知識などが幅広く問われる ・1級取得者には優先して仕事依頼がくる可能性がある |
Webライティング能力検定は、「日本WEBライティング協会」が運営している検定試験で、受験者数は約3,000名と人気があります。
国語やSEOの知識など、Webライティングに必要なスキルを有しているか問われます。
WEBライティング技能検定
運営 | 一般社団法人日本クラウドソーシング検定協会 |
受験者数 | – |
検定級 | なし |
費用 | 6,000円(合格した場合、別途で合格証発行手数料3,000円) |
特徴 | ・合格すると「WEBライティング実務士」の合格者特典を受けられる ・社会人としてのマナーやクラウドソーシングという働き方への理解も問われる ・平均合格率47.1%と難易度は低め |
Webライティング技能検定は、「日本クラウドソーシング検定協会」の検定試験で、月1回Web上でおこなわれます。
資格試験に合格すれば、仕事の収入アップやより良い案件を紹介してくれる「WEBライティング実務士 合格者特典」を受けられます。
SEO検定
運営 | 一般社団法人全日本SEO協会 |
受験者数 | – |
検定級 | 1級~4級 |
費用 | 1級:8,000円 2級:6,000円 3級:5,000円 4級:5,000円 |
特徴 | ・20年以上にわたり蓄積してきたSEO技術を体系的にまとめたカリキュラム ・検定級が1~4級と幅広く、自分の知識に合わせて資格を受験できる ・カリキュラム監修者は東京理科大学工学部情報工学科の古川利博教授 |
SEO検定は、「全日本SEO協会」の検定試験です。SEOとは、Googleなどの検索エンジンで上位表示を狙う施策を指します。
WebライターはWebサイトの文章を書く仕事がメインなので、SEOの知識を有していると発注者から重宝されます。
SEO検定は1~4級まで幅広く受験可能です。
ビジネス著作権検定
運営 | サーティファイ |
受験者数 | – |
検定級 | 初級、上級 |
費用 | 初級:5,100円 上級:8,000円 |
特徴 | ・著作権に特化した国内唯一の資格検定試験 ・過去の判例を問題に採用 ・上級合格者は、国家資格である知的財産管理技能士の受験資格を得る |
ビジネス著作権検定は、「サーティファイ」が運営している検定試験です。
著作権に特化した国内唯一の資格検定試験として、2004年から18年間の実施実績があります。
著作権の基礎的な知識から、ビジネスシーンでの著作権の知識が問われます。
Webリテラシー試験
運営 | ボーンデジタル |
受験者数 | – |
検定級 | なし |
費用 | 11,000円(税込) |
特徴 | ・Webの仕事に関わる人が適切に業務を遂行できるかを問われる資格 ・試験に合格すると「Webアソシエイト」資格を取得できる ・試験合格率61.6%(2021年3月31日時点) |
Webリテラシー試験は、「ボーンデジタル」が運営している検定試験です。Web関連の仕事で適切に業務を遂行するための「Webリテラシー」の知識を問われます。
試験に合格すると「Webアソシエイト」資格を取得可能です。
まとめ:Webライターに資格は必要ない!
Webライターになるのに資格がいらない理由や、資格を取得するメリット・デメリットなどを解説しました。
この記事の要点を以下にまとめます。
- 資格がなくてもWebライターとして活動できる
- 資格がなくても稼げる
- 資格勉強で学ぶより実践で学んだほうが効率がいい
Webライターに資格は必要ないですが「自分の実力に自信がない」という人は、受験を検討するのもアリです。
受験する資格は「Webライティング能力検定」「SEO検定」など、Webライティングスキルを高める資格や、SEOの知識を学べる資格を受験すると良いでしょう。
資格の受験を検討しつつ、Webライターの仕事を始めてみてください。
Webライターの始め方は、以下の記事で詳しく解説しています。
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