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ブログでペルソナ設定は必要ない?【結論:必要です】
「ブログでペルソナ設定は必要ない」という意見もありますが、個人的には必要だと思っています。
理由は以下のとおり。
- 記事を書きやすくなるから
- 読者の心に刺さる記事を書けるから
- 読者が本当に知りたい情報を届けやすくなるから
読者の悩みを解決できる有益な記事を提供するためにも、ペルソナ設定は必要です。
次で、ペルソナの作り方を詳しく解説します。
ブログにおけるペルソナの作り方5つの手順
ペルソナの作り方は以下のとおりです。
- キーワードを選定する
- 競合を分析する
- Q&Aサイトで読者の悩みを調べる
- 読者のニーズを考える
- ペルソナシートを埋めていく
順番に解説していきます。
手順1:キーワードを選定する
最初に、キーワードを選定しましょう。
今回は「ブログ 書き方」というキーワードを例に解説していきます。
キーワード選定のやり方がよくわからない人は、以下の記事を参考にしてみてください。
>>ブログキーワード選定のやり方7つの手順!SEOに強いサイトを作るコツ
手順2:競合を分析する
キーワードを決めたら、競合を分析します。
記事を読むのいいですが、ペルソナ設定をする際に特に重要なのは「導入文」です。
この導入文に記載してある「読者の声」や「読者の悩み」をメモしておきましょう。
ペルソナシートを埋める際に役立ちます。
手順3:Q&Aサイトで読者の悩みを調べる
競合の分析が終わったあとは「Yahoo!知恵袋」や「教えて!goo」などのQ&Aサイトで読者の悩みを調べましょう。
ここでは、Yahoo!知恵袋で読者の悩みの調べ方を解説します。
といっても簡単で、Yahoo!知恵袋に狙っているキーワードを入力するだけです。
狙っているキーワードを入力して検索したら、読者の悩みや疑問をメモしておきます。
手順4:読者のニーズを考える
Q&Aサイトで読者の悩みを調べたら、読者のニーズを考えます。
ニーズは主に「顕在ニーズ」と「潜在ニーズ」の2種類があります。
よくわからないと思うので、次で詳しく解説しますね。
顕在ニーズを考える
顕在ニーズとは「読者が自覚しているニーズ」を指します。
例えば、今回選んだキーワードである「ブログ 始め方」を考えるに「ブログの始め方を知りたい」というニーズがあると予想できます。
これは顕在ニーズです。
検索しているということは、自覚があるからです。
このように、顕在ニーズはキーワードを分析することで発見できます。
潜在ニーズを考える
潜在ニーズは「読者が自覚していないニーズ」です。
例えば「ブログ 始め方」のキーワードであれば「ブログで不労所得を得たい」というのが潜在ニーズになります。
検索している時点では、自覚してないと考えられるからです。
顕在ニーズを考えるだけでなく、潜在ニーズも考えておきましょう。
手順5:ペルソナシートを埋めていく
ここまで考えたら、あとはペルソナシートを埋めていくだけです。
ペルソナシートの内容は人によって異なりますが、参考としてぼくが使っているペルソナシートをお見せします。
ご自由に使ってください。
ちなみに、全部埋める必要はないので、わかるところだけ埋めてもOKです。
- 性別:
- 年齢:
- 地域:
- 未既婚:
- 情報リテラシー:
- 家族構成:
- 所得:
- 職業:
- 学歴:
- 性格:
- 仕事の価値観:
- お金の価値観:
- 家族の価値観:
- 人間関係の価値観:
- 読者のライフスタイル:
- 生存欲求(痛みを避けたい、生きたい欲求):
- 社会欲求(人から良く見られたい欲求):
- 自己欲求(いつかこうなりたいという希望):
ブログのペルソナの書き方【テンプレートあり】
先ほど紹介したペルソナシートを実際に埋めてみます。
ペルソナ設定の参考にどうぞ。
- キーワード:ブログ 始め方
- 性別:男性
- 年齢:28歳
- 地域:東京
- 未既婚:未婚
- 情報リテラシー:小(ブログをやったことのない未経験者)
- 家族構成:父・母・自分・妹
- 所得:350万円
- 職業:製造職
- 学歴:大卒
- 性格:内向的で穏やか
- 仕事の価値観:一つひとつの仕事を丁寧に仕上げたい
- お金の価値観:ギャンブルはせずにコツコツと貯金したい
- 家族の価値観:両親と仲は悪くないが、あまり会わない
- 人間関係の価値観:少人数の友達と深い付き合いがしたい
- 読者のライフスタイル:仕事終わりにYouTubeを観るのが楽しみ
- 生存欲求(痛みを避けたい、生きたい欲求):孤独死したくないから、結婚したい
- 社会欲求(人から良く見られたい欲求):仕事ができる人と思われたい
- 自己欲求(いつかこうなりたいという希望):ブログの副業で不労所得を得たい
ブログでうまくペルソナ設定をする3つのコツ
ペルソナの作り方はなんとなくわかった気がするけど、まだピンとこないな…
ブログでうまくペルソナ設定をするコツを解説していきます。
- 過去の自分をペルソナに設定する
- 競合が設定しているペルソナを参考にする
- 読者が検索した背景を考える
過去の自分をペルソナに設定する
この方法が一番簡単です。
あなたが過去に悩んでいたときのことを思い出してみてください。
一例として、ぼくが過去に悩んでいたことを書きます。
- 学校の勉強が嫌いすぎる
- Webライターの単価が安すぎる
- ブログを書いても誰にも読まれない
自分の過去の悩みを書き出したら、あとは昔の自分の悩みを解決する記事を書くだけです。
ポイントは「過去に悩んでいた自分の顔を想像できるか」です。
顔のイメージが出てくるなら、ペルソナ設定は成功しています。
あとは「どうしたら過去の自分の悩みを解決してあげられるか」を意識して記事を書きましょう。
競合が設定しているペルソナを参考にする
自分でペルソナを考えるのが難しいなら、競合が設定しているペルソナを参考にするのもアリです。
特に、検索上位をとれている競合のペルソナ設定は精度が高い傾向があります。
ペルソナは、導入文に記載されているケースが多いです。
これは前述した「読者の声」や「読者の悩み」に書かれています。
- 「ブログを始めたいけど、何から始めればいいの?」
- 「ブログの導入文はどうやって書けばいいの?」
- 「SEOって何?難しくてよくわからないから、わかりやすく解説してほしいな」
上記の読者の声を参考にするなら「競合記事はブログ初心者をペルソナに設定しているんだな」というのがわかります。
このように、競合を参考にしてペルソナ設定を作るのもおすすめです。
読者が検索した背景を考える
ペルソナ設定をする際に、読者が検索した背景を考えてみてください。
検索した背景を考えることで、読者の悩みが鮮明に見える場合があるからです。
この場合、読者には以下のような検索した背景があると予想できます。
SEO対策を外注すると費用がかかるから、できるなら自分でSEO対策がしたいな。
このように背景を考えると、ペルソナは「SEO対策を外注せずに、自分でやろうとしているWeb担当者」と設定できます。
この方法は少し難しいので、何回か練習してみてください。
まとめ
ブログのペルソナ設定の作り方について解説しました。
この記事の内容を参考にして、ペルソナ設定を実践してみてください。
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