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対話型AIがすごいって聞くけど、Webライターの仕事はなくなるの?
結論からいうと、需要の低いWebライターの仕事はなくなると思います。
需要の低いライターにお金を払うより、無料で使えるAIに仕事を任せたほうが費用が浮くからです。
これはぼくが校正の仕事をしていて実感します。
AIは人間と違って約束を破ることもしないので、信頼できてラクです。
AIが急速に進化しているなかで、生き残るWebライターと消えていくWebライターに分かれるでしょう。
そこで本記事では、Webライターとして生き残るために必要なスキルや、AIを賢く利用する方法について解説します。
この記事を読むことで、AIを利用し生産性がアップするだけでなく、需要の高いWebライターになるために必要なスキルを知ることができます。
生成AI「ChatGPT」が凄まじい勢いでシェアを拡大している
生成AIとして世界的に普及している「ChatGPT」。
その勢いは凄まじく、たった2ヵ月で利用ユーザー数が1億人を突破しました。
対話型の人工知能(AI)ソフト「チャットGPT」。昨年11月に公開されると、わずか2カ月で利用者が1億人を超えた。
引用:東京新聞「利用者急増中のChatGPT…この勢いは本物なのか 日本のAI研究者が予測する未来の姿は」
ショート動画で人気を博し、若い世代から圧倒的な支持を受ける「TikTok」ですら、1億人を超えるのに9ヵ月かかったといわれています。
ChatGPTに代表される生成AIは、今後も急速に普及し続けるでしょう。
Webライターの仕事はAIによってなくなるのか?
前述したように、需要の低いWebライターの仕事はなくなると思います。
じゃあ、需要の高いWebライターなら仕事はなくならないの?
10年、20年先の未来はわかりませんが、少なくともすぐにはなくならないと思います。
AIが代用できないスキルをもっているからです。
- SEOに強い構成作成
- リサーチスキル
- エモーショナルライティング
- 図解の作成
- ファクトチェックなど
上記のスキルは、現時点ではAIのもっていないスキルです。
AIがやってくれないなら、自分でやるかほかの人に依頼する必要があります。
そのため、高度なスキルをもった需要の高いライターは、すぐに仕事はなくならないと思います。
また、民間総合シンクタンクである「野村総合研究所」によると、フリーライターの仕事は「人工知能やロボット等による代替可能性が低い職業」に分類されています。
参考:野村総合研究所|日本の労働人口の 49%が人工知能やロボット等で代替可能に
AIの代替が難しいライターの仕事は、簡単にはなくならないと思いますよ。
Webライターの将来性が気になる人は、以下の記事も読んでみてください。Webライターの将来性について詳しく解説しています。
>>Webライターの需要は高い!将来性が明るい理由7つを解説
AIが書いた記事は違和感がある
実際にAIが書いた記事を紹介します。
以下はChatGPTに「Webライターの将来」について書いてもらった文章です。
文章が機械的で、違和感を覚えます。
このままでは使えないので、ぼくなら修正しますね。
- オンラインプレゼンス
- エンゲージメント
- バイラル性
- プラットフォーム
- 自然言語処理技術など
このように、AIの文章力は人間に追いついていないので、過度に心配しなくていいと思います。
WebライターがAIを賢く活用する方法
ここでは、AIを効果的に使う方法について解説します。
もっとも効果的な使い方は「リサーチ」「推敲」です。
タイトルと構成作成はいまいちなので、参考程度に使うと良いでしょう。
- リサーチ
- 推敲
- タイトル
- 構成作成
ChatGPTを用いた方法を解説します。
リサーチ
ChatGPTを使うと、リサーチの効率が格段に良くなります。
例えば、「Webライターとは」や「Webライティングについてわかりやすく解説してください」など、検索するときや書く内容が思い浮かばないときに使います。
わりと精度の高い情報を返してくれる印象です。書くことが思い浮かばないときに、AIに質問してヒントをもらうこともあります。
便利ですが、AIは間違った情報を伝えることもあるので、情報が正しいか調べてから使いましょう。
推敲
自分が書いた文章を、AIに推敲してもらうこともできます。
AIはわかりやすい文章を書くことには長けているので、いい感じに推敲してくれます。
ぼくのやり方は、句読点をつけずに誤変換があっても、殴り書きした文章をChatGPTに直してもらっています。
特に初心者Webライターの人は、AIに文章を推敲してもらうことで、学びになることが多いでしょう。
タイトル
AIはタイトル案まで考えてくれます。
このまま使うには魅力に欠けますが、アイデア出しくらいには使えます。
AIのタイトル案を参考にしつつ、最終的には自分で考えましょう。
構成作成
上位記事をリサーチする前に、AIに構成作成をしてもらうことがあります。
このままでも使えるといえば使えますが、内容が面白そうでなかったり、SEOの観点で考えると少し的外れな印象です。
AIが考えた構成はあくまでも参考程度にして、自分で構成を作るのがおすすめです。
WebライターがAIから生き残るために必要な5つのスキル
AIがすごすぎて「Webライターの仕事はなくなるのではないか」と不安に思う人も多いでしょう。
Webライターとして生き残るためには、AIにはないスキルが求められます。
例えば、以下のスキルです。
- SEOに強い構成作成
- データや事実を交えたライティング
- エモーショナルライティング
- 図解・イラストの作成
- ファクトチェック
順番に解説します。
SEOに強い構成作成
Webライターのメインの仕事は、SEOライティングです。
SEOに強い構成作成やライティングができると、発注者から重宝されます。
AIがSEOに強い構成作成ができるならラクな話ですが、現時点ではAIが作る構成は使い物になりません。
あなたがSEOで上位表示した実績があれば、まだまだWebライターの仕事は稼げると考えられます。
SEOに強い構成作成の作り方は以下の記事で詳しく解説しているので、興味のある人は読んでみてください。
【報酬アップ】Webライターの構成の作り方を手順に沿って解説
リサーチスキル
Webライターとして生き残るためにも、データや事実を交えたライティングは必須です。
具体的には、専門家の意見や論文の引用・実験データやアンケートなどのグラフを記事に記載します。データや事実を交えて記事を執筆することで、面白くて説得力のある記事を作れます。
また、データや事実を集めて記事を書けるWebライターは少ないです。
なぜかというと、めんどくさいから。
上位記事の内容をまとめて書いたほうがラクです。
単価の高いWebライターは上位記事との差別化を図るためにも、興味深い情報を交えることを意識しています。
「データや事実なんてどうやって集めるの?」という人は、以下の記事を参考にしてみてください。
リサーチについて詳しくまとめており、一次情報を集めるのに役立つサイトも紹介しています。
>>Webライターのリサーチ方法5つの手順!情報収集を速く終わらせるコツ
エモーショナルライティング
エモーショナルライティングとは、人間の感情を動かすことを目的としたライティング手法です。
現時点ではAIには感情がないので、エモーショナルライティングは苦手です。
AIとの差別化を図るうえでも重要ですが、アフィリエイトで成果を出したりコンバージョンを獲得するためにも、エモーショナルライティングを身につけることは大切です。
図解の作成
Webライターの仕事は執筆だけでなく、図解を作成する仕事もあります。
AIは現時点では図解を作成することができません。
そのため、図解を作れると差別化につながります。
デザインスキルは必須ではありませんが、デザインスキルを有するライターが少ないので、スキルを有することで強力な武器になります。
図解を作成できることをアピールすれば、単価アップも可能です。
練習には「Canva」や「Photoshop」などのツールがおすすめです。
ファクトチェック
AIは間違った情報を伝えることがあるので、ファクトチェックは欠かせません。
特に、数字や独自の事実を使っている場合は、ファクトチェックを意識する必要があります。
信頼を維持するためにも、ファクトチェックのスキルは必要です。
まとめ:AIに仕事を奪われないWebライターになろう!
AIの使い方や生き残るために必要なスキルについて解説しました。
この記事の要点を以下にまとめます。
- ChatGPTはたった2ヵ月で利用者数が1億を超えた
- AIはリサーチと推敲作業で役に立つ
- タイトルや構成作成はいまいち
- AIを使うと無料で記事を早く書ける
- AIを使う際はファクトチェックは必須
AIの成長は凄まじく、Webライターの仕事も減ることが予想されます。
こうなると「稼げるWebライター」「稼げないWebライター」でさらに二極化すると考えられます。
しかし、AIにも欠点はあるので、AIにできない仕事ができるWebライターはまだまだ需要が高いです。
AIに仕事を奪われないWebライターになりましょう。
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