
発注者から「文章が読みにくい」と言われてつらい。読みやすい文章が書けるようになりたい!
自分の書いている文章が読みにくくて、悩んでいる人も多いのではないでしょうか。



ぼくも自分の文章が読みにくくて、悩んでいた時期があります。文章術の本を読んでは実践を繰り返し、練習しました。
本記事では、読みやすい文章の書き方について解説します。
この記事を読むことで、あなたは読みやすい文章が書けるようになり、発注者からの評価が上がります。評価が上がれば継続案件を取りやすくなり、単価アップも期待できます。
読みやすい文章を書けるようになりたい人は、最後まで読んでみてください。
読みにくい文章6つの特徴
読みにくい文章の特徴は下記のとおりです。
- 何が言いたいのかわからない
- 1文が長い
- 文章が論理破綻している
- 箇条書きを使っていない
- 改行が少ない
- 装飾がない
- 句読点がない
1つずつ解説します。
何が言いたいのかわからない
読みにくい文章の特徴として「何が言いたいのかわからない」というものがあります。



あなたの身の回りにも、何が言いたいのかわからない人っているのではないでしょうか。
結論から言わないから、何を言いたいのかわからないのです。
スピードが求められる現代で結論を先延ばしにしていると「結局何が言いたいんだよ」と、読者をイライラさせてしまいます。
1文が長い
1文が長いのも読みにくい文章の特徴です。
1文が長いと読みにくい文章になるのですが、理由は複数の異なる内容が1つの文に入っているからで、一文が長すぎると言葉と言葉が混じり合ってつながり、句点で区切られるまでの間に情報が詰め込まれすぎてわかりにくくなるので、一文を短くして読みやすい文章を心がけましょう。



1文が長い文章を読む機会も少なくありません。ぶっちゃけ、読むのもめんどくさいです。
上記の例は少し極端に書きましたが、一文が長いと読みにくい文章になることが伝わったと思います。
1文が長くて読みにくいだけで、読者は読むのをやめてしまうおそれもあります。
文章が論理破綻している
文章が論理破綻していると、読みにくい文章になってしまいます。論理破綻とは、文章に矛盾が生じ、主張と理由のつじつまが合わなくなることを意味します。



簡単に言えば、主張してることと理由が嚙み合わないってことです。
意外と論理破綻というのは、気づきにくいです。実際、ぼくも校正の仕事を担当した経験がありますが、論理破綻した文章を書いているライターは少なくありません。
論理破綻した文章は読者からしても意味がわからないので、論理破綻に気づいた瞬間に読むのをやめるでしょう。
箇条書きを使っていない
箇条書きを使っていない文章はわかりにくいです。
悪い例と良い例を見てみましょう。
箇条書きを使った文章のほうが読みやすいですよね。
要点が整理されているので、パッと見ただけで内容を理解しやすいのです。
改行が少ない
改行が少ない文章は読みにくいです。というのも、改行がないと文字に圧迫感が出てしまうからです。
例えば、下記のような文章。
改行がない文章は読みにくいです。改行がないと文字の圧迫感が出てしまうからです。例えば、あなたも文章がビッチリ書かれている企画書や論文を見たことがあるのではないでしょうか?真っ黒に書かれた文字がズラズラ並んでいる文章を読むだけでも、嫌気が差してしまいますよね。そんな苦行を避けるために便利なテクニックが改行です。改行することで、文章を視覚的にわかりやすくできます。また、空白行を作ることで、文章全体のバランスを整える役割もあるのです。改行は文章をわかりやすくするために、便利なテクニックです。読者が読みやすいように、改行はこまめにおこないましょう。



改行するのが面倒なのか、ビッチリ文章で埋め尽くされた記事を見る機会も少なくありません。
装飾がない
装飾とは、文章に太字やマーカーをつける作業を指します。
初心者Webライターが装飾を求められる機会はまずありませんが、入稿作業まで担当するライターには求められる作業です。
装飾がないとパッと見で何が重要な情報かわからないので、読者からすれば読むのがめんどくさいです。太字やボックスで囲われていたら「ここが重要な情報なんだな」とひと目でわかります。
読者が時間をかけなくても要点が伝わるように、装飾することが大切です。
読みやすい文章の書き方7つのポイント
いよいよ読みやすい文章の書き方について解説します。
- PREP法で書く
- 1文の目安を80文字以内で書く
- 文章を書き終わったら音読する
- 箇条書きを積極的に使う
- 40~60文字を目安に改行する
- 3行に一回くらいの目安で装飾する
- 1行に一回は句読点を使う
やることは多いですが、内容は誰でも簡単にできることばかりです。
1つずつ見ていきましょう。
PREP法で書く
PREP法とは、「結論→理由→具体例→結論」で構成される、文章を書く際によく用いられる手法です。
PREP法を用いて文章を書くことで、読者に情報をわかりやすく伝えられます。



マニュアルにPREP法で文章を書くことを定めている発注者も少なくないです。
そのため、WebライターにとってPREP法は必須のスキルと言えます。
「PREP法なんて難しそうでよくわからない」という人は、以下の記事を読んでみてください。PREP法について詳しく解説しています。
>>【例文あり】PREP法の書き方を中学生でもわかるように解説!
1文の目安を80文字以内で書く
1文が長いと読みにくいので、目安として1文は80文字以内に収めましょう。



80文字以上になるなら、句点で区切りをつけて分割します。
文章を書き終わったら音読する
読みやすい文章を書くためにおすすめする方法の1つが、文章を書き終わったあとの音読です。
めんどくさいかと思いますが、文章を書き終わったあとに音読すると、下記のメリットがあります。
・誤字脱字に気づきやすい
・文章の論理破綻に気づきやすい
・句読点をつける適切な箇所がわかる
意外とやってない人が多いかもですが、ミスに気づきやすくなるのでおすすめです。
箇条書きを積極的に使う
箇条書きはパッと見ただけで要点がつかめるので、読みやすい文章を書くうえで重要です。
箇条書きが多すぎるのもくどくて読みにくいですが、箇条書きにしたほうが読みやすい場合は積極的に使いましょう。
具体的には、1文が80文字以上になる場合は箇条書きを用いると読みやすい文章になります。
40~60文字を目安に改行する
前述したように、改行がなく文字でビッチリ埋め尽くされた文章は読みにくいので、こまめに改行しましょう。
目安としては、40~60文字書くごとに改行するのがおすすめです。
パソコンなら60文字以上で改行しても問題ありませんが、スマホだと60文字以上もあると読みにくいです。



絶対に40~60文字書いたら改行しないといけないわけではありません。しかし、スマホでの読みやすさも意識して改行すると、読みやすい文章になります。
3行に一回くらいの目安で装飾する
前述したように、装飾が少ないと要点がわかりづらいですし、多すぎるのも何が要点なのかわかりづらくなります。
目安は、3行に1回くらい装飾を入れましょう。少なすぎず多すぎない頻度だと思います。



ただし、必ず3行に一回は装飾しないといけないわけではありません。実際に試してみて、あなたが読みやすいと思う頻度で装飾を入れましょう。
1行に一回は句読点を使う
読みやすい文章を書くうえで、句読点は意外と大事です。



「嫌われる勇気」の共同著者で有名な古賀氏も「少なくとも1行にひとつは句読点を入れる」というルールを設けているそうです。句読点を入れない場合は、かっこを使うんだとか。
読みやすい文章を書くために、少なくとも1行に一回は句読点を入れましょう。
まとめ:型を守れば読みやすい文章は簡単に書ける
読みにくい文章は、下記のような特徴があります。
- 何が言いたいのかわからない
- 1文が長い
- 文章が論理破綻している
- 箇条書きを使っていない
- 改行が少ない
- 装飾がない
あなたが自分の文章が読みにくいと悩んでいるなら、上記のいずれかに該当する可能性が高いでしょう。
該当する箇所を見つけたら、下記の方法を試してみてください。
- PREP法で文章を書く
- 1文を80文字以内に収める
- 文章を書き終わったら音読する
- 箇条書きを積極的に使う
- 40~60文字を目安に改行する
- 3行に一回くらいの目安で装飾する
- 1行に一回は句読点を使う
読みやすい文章を書くのに、才能もセンスも必要ありません。
大切なのは、文章の型を守って書くことです。小説家のような美しい文章を書く必要はなく、型を守れば読みやすい文章は簡単に書けます。
本記事の内容を参考にして、読みやすい文章を書けるようになりましょう。
ほかにも勉強することは数多くあるので、以下の記事を参考にして勉強してみてください。


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