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Webライター未経験や初心者でも簡単に仕事が探せるクラウドワークスですが、悪質な案件も多く出回っています。
悪質案件に引っかかると「報酬が激安で全然稼げない」「思っていた仕事とまったく違った。早くやめたい」など、無駄な時間をとられます。
なかには詐欺まがいの案件もあるので、注意が必要です。
そこで本記事では、クラウドワークスの悪質案件の見分け方を解説します。
この記事を読むことで悪質案件の見分け方を知り、被害に遭うリスクを最小限に抑えられます。
「悪質クライアントから被害に遭わないか不安」という人は、最後まで読んでみてください。
クラウドワークスが「悪質」といわれる理由
クラウドワークスが「悪質」だといわれる理由を解説していきます。
- 低単価な案件が多い
- 報酬を支払わないクライアントがいる
- ネットワークビジネスの勧誘がある
【参考記事】クラウドワークスはやめたほうがいい?「おすすめしない」といわれる7つの理由
低単価な案件が多い
クラウドワークスは低単価な案件が多いです。
多くの案件で専門性の高い技能や多くの労働時間が要求されるにもかかわらず、報酬は低い傾向にあります。
ワーカーの労力にまるで見合っていないので、クラウドワークスを悪質だと考える人も多いです。
報酬を支払わないクライアントがいる
報酬を支払わないクライアントもいます。
納品された作業に対して報酬を支払わない、約束した期限を過ぎてから支払うことがあります。
悪質なクライアントに対して、まだまだ十分な対策が講じられているとはいえません。
ネットワークビジネスの勧誘がある
クラウドワークスは、マルチ商法などのネットワークビジネスへの勧誘の場として利用されるケースがあります。
クラウドワークスの運営も完全に取り締まりできてるとはいえないので、被害に遭ってしまう人もいます。
真剣に仕事を探している人からすると、迷惑な話です。
クラウドワークスの悪質案件の特徴5つ
クラウドワークスの悪質案件の特徴について解説します。
該当する=悪質案件というわけではないですが、信頼に値しないクライアントの可能性が高いので、仕事をすることはおすすめしません。
- 「発注率・プロジェクト完了率」と「評価」が低い
- 文字単価0.2円未満
- テストライティングが無報酬
- LINEやメールアドレスなどの個人情報を聞いてくる
- 依頼内容が曖昧で、仕事内容がわかりづらい
1つずつ解説します。
「発注率・プロジェクト完了率」と「評価」が低い
悪質案件かチェックするポイントは、「発注率・プロジェクト完了率」と「評価」です。
発注率・プロジェクト完了率が低い場合、提案してもクライアントが発注しない可能性があります。
時間をかけて提案文を作っても、クライアントが発注してくれないなら時間のムダになるからです。
そして、評価は全体の数字だけでなく、評価コメントもチェックしておきましょう。
批判コメントが多い場合は、避けたほうが無難です。
文字単価0.2円未満
文字単価が0.2円を下回るような「超低単価案件」では、悪質案件が多い傾向があります。
実際、ぼくも何回か悪質案件に引っかかったことがありますが、いずれも文字単価0.2円以下の超低単価案件やタスク案件でした。
いくら初心者とはいえ、文字単価0.2円未満は安すぎです。
「ライティングを始めたばかり」の未経験者でも、文字単価0.5円以上の募集はあります。
ごくまれに「文字単価0.1円以下」の案件がDMで送られてきますが、そういった案件は相手にしなくてOKです。
ぼくはクラウドワークスで上記のような案件が送られてきたら、ブロックしてます(笑)
テストライティングが無報酬
テストライティングの報酬を出さないクライアントも残念なことに多いです。
また「テストに合格した方のみ報酬を支払います」というパターンも…。
クラウドワークスは、こうした無報酬でテストライティングをおこなわせる行為を禁止しています。
仕事依頼ガイドラインでは「すでに作成済みのサンプルやポートフォリオの提出ではなく、テストライティングやサンプル作成を無報酬でおこなわせる、または基準に満たない場合は報酬を支払わないなど、無報酬での作業を示唆する依頼」を禁止しています。
引用:クラウドワークス|【共通】仮払い前のテストやサンプル作成の依頼について(禁止行為)
テストライティングが無報酬の時点で、受けなくていいです。
LINEやメールアドレスなどの個人情報を聞いてくる
名前・住所・電話番号・メールアドレス・LINEのIDなど、個人情報を聞いてくるクライアントも注意が必要です(名前は秘密保持契約するために必要な場合があります)。
基本的にすべての連絡はクラウドワークス内でおこなうため、不要な情報です。
個人情報を聞かれても安易に教えず、まずは理由を聞いてみてください。
依頼内容が曖昧で、仕事内容がわかりづらい
依頼内容が曖昧なクライアントは、発注することに慣れていないか、そもそも真剣に募集していない可能性が高いです。
文字単価や執筆内容など、必要事項が書かれていない仕事は避けるか、応募前にクライアントに質問しましょう。
とりあえず契約してから詳細を聞くよ
なんていうのはNGです。
断ったときに、プロジェクト完了率が下がるから。
焦って契約する必要はないので、納得してから契約しましょう。
クラウドワークスで注意すべき3種類の募集タイトル
ここでは、悪質案件である可能性が高い「募集タイトル」について解説します。
募集タイトルは悪質案件を見分けるのに役立つので、内容を押さえておきましょう。
- 「ライティングが学べる」系のタイトル
- 「月収〇〇万円以上」「高単価」系のタイトル
- 「文字単価は最大で〇円」「〇記事以上で昇給」系のタイトル
「ライティングが学べる」系のタイトル
以下のような募集タイトルの案件がたまにDMで送られてきます。
<主婦や未経験者を歓迎>収入を得ながら初心者の方が記事を書く勉強ができます!
【〇万円相当の教材プレゼント】ライティングの基礎を学びながら収入を得られます
こういった募集タイトルの時点で警戒すべきですが、実際に契約した人を見てみると、20人以上も契約していて驚きました…。
初心者にとっては学びながらお金も稼げて一見よさそうですが、総じて報酬が安いです。
実際、ぼくに送られたDMの仕事も「文字単価0.1円以下」でした(5,000文字書いて報酬50円)。
悪質なクライアントは、
報酬は高くないですが、ライティングスクールに通う気持ちで応募してください。
という理由で正当化してきますが、仕事をしたら、しっかりと見合った報酬をもらいましょう。
「初心者でライティングスキルに不安がある…」という人は、ライティング関連の本で勉強するほうが有益です。
「月収〇〇万円以上」「高単価」系のタイトル
【月収30万も可】高単価のライティング案件
<副業で月30万円以上稼ぐ方も>記事作成を任せられる方を募集!
上記のように、高い報酬で興味を引こうとするタイトルにも注意が必要です。
応募文で仕事の内容をよく見てみると、なにをやるのか明確に記載がなかったり、読んでもよくわからないこともあります。
「報酬の総額」ではなく「ジャンルと文字単価」で選びましょう。
「文字単価は最大で〇円」「〇記事以上で昇給」系のタイトル
最大文字単価3.0円!幅広いジャンルに対応できるライターを募集!
案件豊富で得意なジャンルをお選びいただけます【1文字1.5円も可能】
「最大文字単価3.0円」とか「1文字1.5円も可能」など、はっきりしないことが書いてある案件は、警戒したほうがよいでしょう。
本当に昇給するのか疑わしいですし「〇記事以上納品したら単価アップします」といってるクライアントは、ライターに対するリスペクトを感じません。
最大の文字単価より、スタート時の文字単価のほうを考慮して応募するとよいでしょう。
クラウドワークスで仕事を受注するメリット
クラウドワークスで仕事を受注するメリットを解説していきます。
- 案件の種類が豊富にある
- 在宅で仕事ができる
- 実績を積めば「スカウト」される可能性がある
クラウドワークスで仕事を始めようか迷っている人は、参考にしてみてください。
案件の種類が豊富にある
クラウドワークスは案件の種類が豊富にあるのが魅力です。
豊富な案件のなかには、未経験者向けの案件も数多くあります。
そのため、副業経験のない未経験者でも仕事を始めやすいメリットがあります。
在宅で仕事ができる
クラウドワークスはパソコンやスマホを使って作業するので、在宅で仕事ができるメリットがあります。
在宅で仕事ができれば職場までの通勤が必要ないので、時間を節約できます。
使える時間が増えれば、趣味や育児などに回せる時間が増えますよ。
実績を積めば「スカウト」される可能性がある
クラウドワークスで実績を積むと、クライアントからスカウトされることがあります。
実際、ぼくもスカウトされて仕事を受けた経験があります。
自分から仕事に応募する必要がないので、ラクです。
クラウドワークスで仕事を受注するデメリット
最後に、クラウドワークスで仕事を受注するデメリットを解説します。
- 単価が全体的に低め
- 手数料が20%と高い
- 継続して仕事を受注しづらい
クラウドワークスを始めようか迷っている人は、メリットだけでなくデメリットも考慮したうえで決めると良いでしょう。
単価が全体的に低め
悪質な案件に限らず、クラウドワークスの案件は全体的に単価が低めです。
例えば、Webライターの仕事だと文字単価1円以下の案件が大半です。
単価が低すぎる案件も多いので、クラウドワークスを始めてもやめてしまう人が多いのが現状です。
手数料が20%と高い
クラウドワークスは、ほかのクラウドソーシングサイトと比較しても手数料が高いです。
具体的には、報酬が10万円以下だと20%の手数料が発生します。
このように、手数料が高いのはクラウドワークスのデメリットのひとつです。
継続して仕事を受注しづらい
クラウドワークスは単発の仕事も多いので、継続して仕事をとりづらいです。
仕事が単発で終わってしまうと、また応募することになるので非効率です。
そのため、業務委託契約などと比べても、稼ぎにくい傾向があります。
クラウドワークスの悪質案件の見分け方まとめ
クラウドワークスの悪質案件の見分け方について解説しました。
この記事の要点を以下にまとめます。
- 発注率や評価が低いクライアントは避けたほうがよい
- 文字単価0.2円未満は要注意
- テストライティングが無報酬はそもそも違反
- クラウドワークスで仕事をするのに個人情報は必要ない
- ライティングが学べる案件より本のほうが有益
今回紹介したポイントをチェックしておけば、悪質案件に引っかかる可能性を減らせます。
少しでも違和感を感じたら、契約しないことが大切です。
契約前であれば自由に断れるので、気になる点があったら、必ずクライアントに確認してから契約しましょう。
悪質案件さえ回避できれば、誠実で好条件な仕事を発注してくれるクライアントもいるので、焦らず地道に探してみてください。
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